「腐萌えじゃないけど好きなんよ」と主張したい時の対処法

そもさん。
完成度の高い作品より、隙のある作品の方が801妄想しやすいのはなぜ?


せっぱ。
息をするように801妄想をしてしまう腐女子でも、息をしている事を忘れる時っていうのがあるんですよ。


たとえどんなに濃い腐女子でも、そんな経験をしたことは一度や二度あるような気がするんですがどうでしょう。
まぁ、上に出したのは一部の例で、完成度にかかわらず、息をしている事を忘れたい作品がそれぞれの腐女子にあると思います。

絶対にやおい(801)が作れない漫画は実現可能か (感想図書館)


この疑問については、
腐女子をひとまとめにして考えるなら無い。
一人の腐女子にスポットを当てるならある”でファイナルアンサーというのが腐女子間での大前提だと思います。
でも、ここんところ”腐女子の妄想は底なし”というイメージが一人歩きしすぎている。


そんな状況の中、「801萌えじゃないけど好きだ!」っていう作品に出会ったら、腐女子の方はどうやって気持ちを吐き出しているのでしょうか。
自意識過剰と言われればそれまでなのですが、私の場合、周囲に腐女子キャラとして認識されている状態で801萌えしてない作品を語っても、どうせお前は腐萌えしてるだけだろと見られてしまうような気がして声に出すのを躊躇ってしまうのです。
これがうっすら801要素がある作品だとなおさら言いにくい。*1そりゃその作品の801要素もいいんだけどさー、今は他の部分に心の琴線をふりまわされてんだよ!!みたいな場合には。
わざわざ「この作品には801萌えしてませんよ!」ってアピールするのも逆にあやしいというか、イマイチいやらしいしなあ。


あ!いいこと思いついた!
これから「腐萌えじゃないけど好きなんよ」と主張したい作品に出会ったら、何の脈略も無く文章に「うんこ」ってつけとこう。そしたらとりあえずこのエントリを読んだ人はわかってくれるはず。
幼稚園以来、うんこって言葉をためらいなく連発できるチャンスもめっきり減ってさみしかったから一石二鳥だ。


■使用例■

  1. セクシーボイスアンドロボはうんこドラマだよ!獅童のシャワーシーンとか見てもまったくうんこだったよ!
  2. グレンラガンもうんこだわー。主人公の性格がシンジ君だから、後半になったら鬱アニメ化しちゃってうんこじゃいられなくなるかも知れないけど。
  3. やだなぁグレンラガン見てる時はうんこでいたいのにさー。


うん。わりと楽しい。これをみているあなたもやってみませんか?

*1:美形キャラが多い作品も

ドラマ考察ブログってないのん?

セクシーボイスアンドロボ(ドラマ)が面白かったです。
内容が人生リセットの話で、それを放置していた別ブログの更新という気の重い作業をしながら見ていたもんだから、妙にタイムリーだったせいもあるわけですが。
松山ケンイチのロボ崇拝におけるためらいのなさに引力を感じる。


漫画感想系のブログで「セクシーボイスアンドロボ」のドラマが話題になっているのをみると、”ドラマは原作に比べ安っぽくなってる”みたいな感想がちらほらあったけど、原作見ずにドラマから入ったらチープさ含めて心地良いなぁ。


ドラマの中で、スローになった役者さんの周りをカメラがぐるぐる回るマトリックス技法*1のシーンがバンバン放り込んであるのに興味を惹かれました。
あれは一回撮るだけでどのぐらいの手間隙と予算を要するものなんだろう。どっかに載ってないのかな。


漫画原作のドラマは、漫画でしかできなかった事を実写で(しかも限られた予算で)どういう風に表現していくのか、その表現方法も見所ですよね。いや、どっかの番宣みたいないい方だけど。
そういえば、漫画なら漫画を転載してこのコマがどーたらこーたらと分析したり、ゲームなら戦略性がどうのグラフィックの進化がどうのと考察するブログは沢山見かけるのに、そういう穿った着眼点でテレビドラマを語るブログは見たことない。
私が熱心なドラマファンじゃないから知らんだけか?
よし探してみよ。

*1:正式名は知りません

流行アウェーに陥る理由

美しい描写のキャラクターは私ではない。この世界にはいない。アニメや漫画の世界が、私や私の世界と同化することはできない。
過去、それに気付いて大ショックをうけたと同時に楽になりました。
あ、別に外見が美しくないからって、死にたいとか○○は死ね!とか思わなくていいんだ。内面の美しさについても同じ。気高くなくても生きてていいんだっていう目から鱗体験。
けどそれはアニメ・小説・ゲーム等の作品を見る時に感じていた万能感を捨てることでもあったわけで。


脱・中二病的なカルチャーショックを済ませた後*1で美しい描写のキャラクターを見ると、感情移入するのが難しい。
見ていて綺麗なのはわかるけど、その綺麗さに憧れもするけど、そこに身近さを感じられない。自分が共感できるようなきっかけ、掴み所が無い。
キャラクターに共感できないなら、私は作品を俯瞰して批評する道に行く。
でも、余計な事考えずに嫌なこと忘れてのめり込んで下さい!っていうつくりの作品を俯瞰的に見るほどつまらないものはないんだよな…*2。ハリウッド映画みたいに。


最近アニメをあんまり見なくなった理由、萌え絵やアニメ絵のゲームが受け付けなくなった理由*3ラノベを読まなくなった理由もそのあたりに関係あるんだろうなあ。


萌え絵だろうがアニメ絵だろうが内容が中二病臭かろうがなんだろうが、頭っからそういうレッテルを貼って見ないようにするのは損だし、はまるときにはがっちりはまるので、流行の絵じゃないほうが優れているとかいう話では全然ないんだけどさ。

*1:カルチャーショックを受けた後、中二病が治ったかといえばそんなことはない

*2:テニプリいじりみたいな視点で見るなら楽しめるかも知れないけど。テニプリは読んだ事ない癖にテニプリいじりをしているサイトはよく見る私。

*3:世界樹の迷宮」のキャラデザも最初嫌でした。え、今?今はキャラスレに入り浸ってるさ

流行アウェー

アニメの二次創作サイトを回った感想をもう少しつっこんで。
プリキュア5の腐サイトは上手くてかっこいい絵柄の方が多かったです。少女マンガのような可愛らしい絵は全体から見たら少なめで、どっちかと言えば今のジャンプ系みたいなのが主流。
例えるなら流行りのアニメを摸写して上手くなった感じの、スタイリッシュで美しい絵柄。
で、上手いのに描くのが早い。お絵かきチャットの落書き絵が飾ってあるのでわかるんですが、一発描きでもものすごいクオリティ高い。うらやましい。*1


うーんでも。私がプリキュア5を見るようになったきっかけは、プリキュア5が明らかに今流行の絵とはポイントを外しているからなんだよな。ちょっと古くてダサいのがほっとするんですよ。
なのになんで、今流行の絵柄で表現されているキャラたちを見て喜んでるんだ?自分は。と気付いた時になんかドッと疲れました。


二次創作サイトめぐりをすると、楽しいのにジリジリ疲れる。まるで二十代後半になってからはじめてディズニーランドに行ったとき感じたようなアウェー感。別に楽しくないわけじゃないんだけど、いや楽しいんだけど、ここは自分の居場所じゃない。ディズニーランドにいくよりか、平田食事センターに行った方が確実にエンジョイできる自信がある身としては、二次創作サイトを見ていて、クラスの中で一人浮いてる子のような気分になったのでした。別に何をしたわけでもされたわけでもないのに。


普段巡回しているオリジナルBLサイトは、古い絵柄の人もいるし、少女漫画的な絵柄の人もいるし、ショタ方面では萌え絵の人もいるし、流行の絵柄の人もいる。ばらつきがあります。
もし仮に、『今流行の絵柄=レベルが高い』と設定するならば、古い絵柄や万人受けする絵柄じゃないサイトはレベルが低いことになってしまう。
けど、私の基準では必ずしも『今流行=レベルが高い』とは設定できません。
だからオリジナルは居心地いいんだろうなぁ。

*1:お絵かきチャットは基本やり直し(アンドゥ)がきかないし、途中保存も無理で、参加できる時間も限られてるから早く描かなきゃいけないプレッシャーがある

君たちキウイパパイヤレモネード

プリキュア5の腐サイト(ココ×ナッツ)めぐりをしてきたよ!
普段はオリジナルBLサイトしか見てないから久々の二次創作めぐり。
感想:みんなはじけてるな。はじけるレモネードだな。
腐サイト管理人さんがみんなYes!Yes!って連発しているのがかわいかったです(笑)
ほとんど「萌え」って言葉のかわりにYes!が使われてたような。男性向けサイトでもそうなのかなあ。
よし、今度サイト漁ってみよ。


※腐サイトの中で、一番腐女子化したキャラとしてして描かれているのはこまちでした。
あー、私のふしあなアイはほんと当てにならんな。

新ジャンル「火サスマニア」

うちの妹は女子力が高いです。
身内の欲目を抜きにしても、美人で気配りと思いやりのある自慢の妹です。
が、彼女はなぜか「モテない」「モテない」と繰り返し私に言います。
私は長い間それは謙遜だろと思っていたのですが、妹を観察しているとどうも本当にモテている兆しが無い。男っ気がねぇ。それがものすごく不思議でした。



ある日、二人で火曜サスペンス劇場の再放送を見ている時にその謎が解けました。
犬を連れた少女(準主役扱い)が火サスに出てきた瞬間、妹はベテラン刑事のような鋭い目つきで
「見とき、コレ絶対犬が死体を発見するけぇ」
と言ったのです。実際その通りでした。


ああこりゃ確かにモテんわ。




結論1:性格と顔がよければそれだけでモテモテになるかといえば、別段そんなこともない。
結論2:妹は土サスも好き。